ストレスが外界の刺激であるとすれば、その全てが悪いものではない。刺激がなかったり、刺激に対する反応があまりに鈍ければ、生体の活動能力は低下してしまうだろう。
■様々なストレスの分類
◎心理的ストレス
心理的、社会的な要素から来るストレスを心理的ストレス、身体的負荷や気温変化、睡眠不足などを身体的ストレスという。現代社会は心理的なストレスを受けやすく、解消する場が少ないこともあり、ストレス疾患が蔓延する原因となっている。
◎イベントストレス)
家族の死、失恋、失業、事故など突然の環境の変化がもたらす比較的大きなストレスをイベントストレスと言ったり、急性ストレスと言ったりする。これに対して、日常生活での小さな出来事から受けるストレスをライフストレス、慢性ストレスと言い、長期にわたってストレス過多の状態が続くと精神的、肉体的な変調をきたす。ライフストレスは、本人が自覚していないことも多い。
◎快ストレス
適度なストレスは交感神経系を活性化するため、快ストレスと言われる。ストレスがなければ、人間は行動しない「ナマケモノ」と同じようになってしまうのである。
過剰なストレスや慢性的なストレスは、心身の健康を損なうので、不快ストレスと言われる。快ストレスとなるか、不快ストレスとなるかは、受け止め方でも変わってしまう。うまくストレスをコントロールできることが大切である。
◎テクノストレス
1984年にアメリカの臨床心理学者Craig Brod(クレイグ・ブロード)氏が名付けた現代の情報社会、コンピューターの導入が生み出したストレス。コンピューターに馴染めずに抱えるストレス(中高年層)や、コンピューターへの依存によって人間関係にストレスを感じやすくなる(若年層)と言ったことが指摘されている。近年のインターネットやゲームの普及により、それらがなくなると不安になるといったゲーム中毒、インターネット依存症といった症状も問題視されている。 |