睡眠とストレス、精神的なトラブルとは相互に関係していると考えられている。睡眠障害は思考、活動能力の低下だけでなく、不安やうつ状態を招く原因にもなる。逆に、ストレスや精神的な障害によって睡眠不足に陥ることもある。
現代は、生活様式の多様化、夜型化、睡眠時間の不足、睡眠の質の低下(眠りが浅い)など、睡眠障害になりやすい環境と考えられる。睡眠障害は、ストレスの蓄積や精神的なトラブルのサインとなることもあり、早めに専門の医師に相談するようにしたい。
■睡眠障害とは?
睡眠障害の多くは、「なかなか眠れない」という入眠障害である。入眠に30〜60分以上かかり、苦痛を感じるようであれば入眠障害と判定される。睡眠障害の原因はさまざまであり、何が原因となっているのかを問診で調べることが大切となる。
■睡眠障害の原因
【ストレスの増加】
ストレスの増加は入眠障害、悪夢、中途覚醒など、睡眠の質を低下させることがある。
【うつ病】
うつ病の場合、 入眠困難、中途覚醒、早朝覚醒のいずれの障害もみられる。うつ病の他、不安神経症、その他の精神的なトラブルが原因と考えられる睡眠障害は多い。
【加齢】
睡眠障害は、年齢とともに増える傾向にある。老化による生理的な変化だけでなく、不安や不適応などによるストレスが原因と言われる。
【生活習慣】
慢性的な睡眠不足、夜型生活、夜勤、時差勤務、などが原因となって睡眠のリズムが狂い、睡眠障害に陥るケースも増えている。規則正しい生活が快眠への第一歩である。
【呼吸】
睡眠時のいびきや無呼吸症候群による睡眠の質の低下が指摘されている。外科的な治療や薬物療法、肥満の改善などの解決法がある。
■睡眠不足がもたらすトラブル
【心身の疲労】 疲労感、情緒不安定、判断力の低下、ストレスの蓄積など
【病気との関係】 免疫力の低下、高血圧・糖尿病の増悪因子、血管障害など |